

コンポジションから知りたい人はこちらの記事を参考に
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【コンポジション】レイヤー構造を覚えよう!基本の仕組みをガッチリ解説。
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この記事の内容
コンポジションパネルの下に並んでいるボタン
コンポジションパネルの下の部分にはボタンやプルダウンがずらっと並んでいます。
(覚えなくても問題ないですがコンポジションパネルツールバーといいます。)
機能を知らないと少し難しい名前なのでわかりにくいですが、使い方を知っておくと自分の見やすいようにコンポジションの見た目を設定できるので是非覚えておきましょう。

拡大率
拡大率は画面に対してコンポジションがどれくらいのサイズで表示されるかの選択です。
実際はマウスのスクロールで拡大縮小できるので、あまり使わないかもしれませんが「全体表示」でぴったりとコンポジションパネルにサイズを合わせてくれるので便利です。
解像度
解像度は画像をどれくらいのきれいさで表示するかの選択です。
「1/2~1/4画質」は通常より画質を落とすので見た目は荒くなりますが、プレビューが早くなります。「カスタム」で自分の好きな数値に画質を落とせます。
「自動」にするとひとつ前の「拡大率」に応じて解像度が自動で変動します。(小さく表示すれば荒く、大きく表示すればフル画質に近く表示されます。)

高速プレビュー
通常は「適応解像度」でOKです。
「ワイヤーフレーム」にするとレイヤーがワイヤー表示になります。
プレビュー表示が物凄く軽くなりますが、ワイヤーだともとの見た目が全く分からないので動きのチェックなどに使うと良いでしょう。
透明グリッド
アルファ(透明部分)の表示の切り替えです。
ONにするとチェッカー表示、OFFにするとコンポジションの背景色になります。
コンポジションの背景色は
Windows : Ctrl + K
MacOS : Command + K
を押して出てくるコンポジション設定から変更できます。
マスクとシェイプのパスを表示
マスクやシェイプのパスの表示・非表示を切り替え出来ます。
パスを非表示にすると、マスクのついたレイヤーが沢山ある時、「レイヤーを動かそうと思ったらうっかりパスを変形してしまった!」というようなミスがなくなるので結構使えます。
形を決め込んでもう変形させたくない時などは非表示にしてしまいましょう。
目標範囲
目標範囲はプレビューの範囲を指定できる機能です。
ONにした後に見たい範囲だけドラッグするとその部分だけプレビュー再生することが出来ます。
Windows : Alt
MacOS : Option
を押しながらボタンをもう一度クリックすると、範囲のリセットが出来ます(そのまま囲い直してもOKです)。
ちなみに、
メニューのコンポジション > コンポジションを目標範囲にクロップ で囲んだ範囲にコンポジションのサイズを変更することが出来ます。
この機能は便利な機能ではありますが、アニメーションを作りこんだ後にサイズ変更すると予想していたレイアウトにならなかったり、動きが変に見えてしまうことがあるので使うなら動きを付ける前に使いましょう。
結構大事なことなのですがコンポジションサイズは最初に決め込むもので、作りこんだ後に気軽に変えるものではありません。
どうしてもサイズを変えたい時の対応策としては、コンポジションを【新しいコンポジション】に入れて【新しいコンポジション】のサイズを変えるのがおすすめです。

グリッドとガイドのオプションを選択
グリッドやガイドを表示する項目です。ここで選択するものはすべてガイドなので、レンダリングに表示されることはありません。
もう一度選択することで非表示になります。
タイトル/アクションセーフ
【タイトル/アクションセーフ】を選ぶと二十線のようなフレームが表示されます。
これは、テレビなどでは「映らない可能性がある範囲」を指しています。
- 外側の枠はコンポジションサイズの97.5%:アクションセーフ
- 内側の枠はコンポジションサイズの95%:タイトルセーフ
のガイドが表示されています。
アクションセーフ内に「見せたいもの」を収め、タイトルセーフにタイトルやテロップなど「読ませたいもの」を収めましょう。
プロポーショナルグリッド
通常の一定サイズのグリッドとは違い、コンポジションに応じて縦横比が変わるグリッドが表示されます。
自分で好きな本数でグリッドで表示させたい時にはこちらを使いましょう。
プロポーショナルグリッドの比率は
メニューの編集 > 環境設定 > グリッド&ガイド から変更することが出来ます。
グリッド、ガイド、定規
一定サイズのグリッドや、ガイド・定規を表示できます。
グリッド、ガイド、定規 についてはこちらの記事を参考に!
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【ガイド】を使えばビシッと整列できる!AEでスナップさせる方法。
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3D参照軸
3Dレイヤーがあるときに有効になります。
パネルの左下の3Dの軸(X,Y,Z)の表示・非表示を切り替えられます。
カメラが今どんな方向を向いているかを確認できます。
チャンネルおよびカラーマネージメントの設定を表示
選んだチャンネルごとに表示することが出来ます。
【RGB】が通常の見た目です。
- 赤
- 緑
- 青
- アルファ
- RGBストレート
などチャンネルごとに表示することが出来ます。
赤・緑・青はそのままだと白黒でそのチャンネルの色の強さを表示しますが、わかりにくい場合は更に「色付き」を押してあげると色がついた状態になります。
露出
露出(光の量)を調整できます。
カメラの絞りのマークのボタンを押すとリセットされます。
ここで設定する露出は「作業時の明るさ」で、実際の見た目には反映されませんので注意しましょう。
「暗いシーンを作っているときに少し明るくして作業したい時」などに便利です。
実際に見た目にも反映させたい時はエフェクトを使いましょう
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【カラー補正】35個を全種紹介!イメージ通りの見た目を作ってみよう。
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スナップショット
スナップショットは「現在の時間」のフレームを1枚だけ記憶しておけるツールです。
右の「スナップショットを表示」ボタンを押せば、記憶しておいた画像をすぐに表示できるので、処理追加後に見比べをしたい時などに便利な機能です。
スナップショットの詳しい使い方はこちらの記事で解説しています!
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【スナップショット】「見比べるとき」の超便利機能!知らない人は損かも。
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プレビュー時間
クリックして数値を入れると、任意の時間に移動します。
Windows : Ctrl
MacOS : Command
を押しながらクリックすると、時間表示とフレーム表示の切り替えが出来ます。
高速3Dプレビュー
3Dレイヤーがあるときに有効です。
ONにすると3Dレイヤーのプレビュー速度を速めてくれます。
ONにしたときに横にある【3Dグリッド】をONにするとグリッドが表示されます。

3Dレンダラー
3Dレイヤーがあるときに有効です。通常は【クラシック3D】でOKです。
Cinema 4Dと連携させる場合は【Cinema 4D】を選択しましょう。
3Dビュー
3Dレイヤーがあるときに有効です。
どこから映したものを表示するかの設定です。
次の「ビューのレイアウトを選択」と合わせて設定しましょう。
- フロントビュー:シーンを正面から見たもの
- レフトビュー:シーンを左から見たもの
- トップビュー:シーンを上から見たもの
- バックビュー:シーンを後ろから見たもの
- ライトビュー:シーンを右から見たもの
- ボトムビュー:シーンを下から見たもの
です。これらのビューは正投影の見た目(パースが全くない見た目)になります。
ビューのレイアウトを選択
3Dレイヤーがあるときに有効です。
画面を2つに分割することで、色々な角度から見たものを確認することが出来ます。
例えば、左をカメラの位置を調整するための上から見た「トップビュー」、右をコンポジションカメラで撮っている映像にするなど、一つは実際の見た目で、もう一つは調整用といった使い方をするのがおすすめです。

まとめ:これで今日からコンポジションパネルマスター!


インターフェース系のまとめはこちらの記事を参考にしてみてください!
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【インターフェース】わざわざ聞けないパネルのアレコレ、教えます。
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