

この記事からわかること
- タイムリマップとは
- タイムリマップの操作方法
- デュレーションとは

この記事の内容
タイムリマップって何?
「タイムリマップ」機能を使うと、動画の長さを伸ばしてゆっくり再生させたり、縮めて早く再生させたり、一時停止させたりすることが出来ます。

時間を操れる!
レイヤーに「タイムリマップ」をかけてみよう
タイムラインパネルで時間調整したいレイヤーを選択した状態で右クリック、
出てきたメニューから【時間】→【タイムリマップ使用可能】 を選択しましょう。
もしくはショートカット
Windows : Ctrl + Alt + T
MacOS : Command + Option + T
でもかけることができます。

「キー」が追加される
「タイムリマップ使用可能」状態にすると、レイヤーに「タイムリマップ」のキーが追加されます。
キーは素材の最初と最後に打たれた状態で、そのままでは見た目には特に変化がありません。

「キー」の位置を移動させて時間を調整
キーはドラッグ&ドロップで移動させることが出来ます。
- キーの間隔を広めると時間が伸びて「ゆっくり再生」されます。
- キーの間隔を狭くすると時間が縮んで「早く再生」されます。
自分で好きな位置にキーを打つことも可能
「タイムリマップ」という表示の上にカーソルを合わせて右クリック→【キーフレームを追加】を選びましょう。「今インジケーターがある位置」にキーを打つことが出来ます。
左端にあるキーのマークのボタンを押すことでも「今インジケーターがある位置」にキーを打つことが出来ます。こちらの方がスムーズにキーを打てるのでおすすめです。
もう一度押すとその位置にあるキーを消すこともできます。

好きな位置にキーを打つと「前半の時間はそのままで、後半は早くする」など区切りをつけて時間調整をすることができます。
フレームを指定してキーを打つことも可能
「タイムリマップ」という表示の右横に数値が表示されていますが、これは「その時間に表示されるフレーム」の番号です。
少しややこしいですが、50フレーム目に「100」と入力した場合は
50フレーム目で「本来100フレーム目に表示される映像」が映し出されます。
(※タイムコード表記でも操作手順は同じです)

停止したい時はどうする?
一定時間映像を停止したいときはキーフレームを「停止」にしましょう。
停止させたい位置にまずはキーを打ち、そのキーの上にカーソルを合わせて右クリックでメニューを出しましょう。【キーフレーム補間方法...】で時間補間法を「停止」に変更するとキーが「停止」になります。
キーを停止に変更する方法は別にもあります。こちらの方が慣れると操作が早いのでおすすめです。
Windows : Ctrl + Alt
MacOS : Command + Option
を押しながらキーをクリックするとキーが「停止」に変化します。
※同じようにキーを押しながらもう一度クリックで元に戻ります。
キーの調整方法についてはこちらを参考にしてみてください!
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デュレーションで長さを調整する
「デュレーション」でも「レイヤーの時間の長さ」を調整できる
「デュレーション」とはそのレイヤーの「最初から最後までの時間の長さ」のことです。
タイムラインパネルで「デュレーション」の項目の部分に表示されている数値をクリックすると
「時間伸縮」のウィンドウが出てきます。
ここで「伸縮比率」の数値を変更すると、レイヤーをタイムリマップを使わずに伸ばしたり縮めたりすることが出来ます。

もしも「デュレーション」が表示されていない場合は「レイヤー名」など項目が表記されている列の上にカーソルを合わせて右クリック→【列を表示】→【デュレーション】を選択しましょう。

まとめ:「時間」の概念をマスターして、動画作りを制せ!

