基礎の基礎 操作や見方

【コンポジション】レイヤー構造を覚えよう!基本の仕組みをガッチリ解説。

超解読AE! | コンポジションの基礎・レイヤー構造について
AEで動画を作るためにはコンポジションというのが必要みたいなのですが、一体どういったものなんでしょうか?
A子さん
E太郎
コンポジションはいわば作業机のようなもので、これがないと作業がはじまりません。今回は「コンポジションの基礎」について学習していきましょう。

この記事からわかること

  • コンポジションの基礎
  • レイヤーの仕組み
  • コンポジションの設定方法
E太郎
さっそく見ていきましょう!

コンポジションの構造を覚えていこう。

After Effectsでプロジェクトを作ったら、まずは「コンポジション」を作ります。

「コンポジション」には素材などを入れ、様々な加工を施していきます。

E太郎
コンポジションで「出来る事」はかなりたくさんあります。今回は「どんな構造なの?」という基礎的な部分を解説していきます。

動画に必要な「パーツセット」

前回の記事のおさらいになりますが、動画作りはプラモデル作りに似ています。

「コンポジション」はパーツがまとまっているセットです。

「レイヤー(素材)」はパーツセットに入っているシールや部品などにあたります。

最後に「レンダリング(書き出し)」をして組み立てが完成になります。

コンポジションを作ってみよう。

コンポジションの作り方

まずは実際に「コンポジション」を作ってみましょう。

メニューの【コンポジション(C)】から【新規コンポジション(C)】を選んで作るか、ショートカットで作れます。

※サイズなどの指定が出てきますが後に解説しますので、今はまだ適当で大丈夫ですよ。

Windows:Ctrl + N

MacOs:Command + N


ちなみに、プロジェクトパネルの下の方にあるフィルムっぽいマークのボタンを押しても作ることが出来ます。

どれでも「同じように作れる」のでやりやすい方法をひとつ覚えておきましょう。

E太郎
コンポジションを作ると「コンポ1」(※今作ったコンポジションの名前)という名前の空のタイムラインパネルが新しく展開されているはずなので、確認しておきましょう。

レイヤー構造にふれてみよう。

作ったばかりのコンポジションには何も入っていません。

今回はコンポジションの「レイヤー構造」を理解するために「シェイプ」と「平面」を作ってみましょう。

シェイプを作ってみる。

「シェイプ」とは「拡大してもぼやけない」特殊な図形です。

今回は「長方形ツール」を使って四角形を作ってみましょう。

ツールバーから四角いアイコンを押してコンポジションパネル内でドラッグアンドドロップしてみましょう。

平面を作ってみる。

「平面」は色のついた長方形です。通常は背景に敷いたり、マスクという機能で切り抜いたりして使用します。まずは作ってみましょう。

メニューの【レイヤー(L)】→【新規(N)】→【平面(S)】で作るか、ショートカットで作ります。

※サイズ等の設定が出てきますが、これも今はそのまま適当で大丈夫です。

Windows:Ctrl  + Y

MacOs:Command + Y

レイヤー構造を見てみよう。

シェイプと平面を作った時点で、「タイムラインパネル」を見てみましょう。

先程は何も入っていなかったところに、「シェイプレイヤー」と「平面」の二つが入っているかと思います。

前後関係を変える

平面を後から作ったので、「タイムラインパネル」で見ると、平面がシェイプよりも上になっていると思います。

この時、「コンポジションパネル」で見ると、作った平面が手前にあってシェイプが見えない状態ではないでしょうか。


タイムラインパネルで「平面」の方を「シェイプ」よりも下になるようにドラッグアンドドロップしてみましょう。

そうするとコンポジションパネルでシェイプの方が手前に見えるようになったはずです。

このように、「タイムラインパネル」で上の方にあるほど、「コンポジションパネル」の見た目では手前にあるように見えます

この重なり順のことを「レイヤー構造」と言います。

【3Dレイヤー】という機能を使うとこの限りではありません。3Dレイヤーについては別の記事で解説しています。

超解読AE! | 素材とレイヤー・3Dレイヤーを使ってみよう
【3Dレイヤー】奥行き表現が超簡単!カメラを使ってシーンを作ろう

続きを見る

ちょっと寄り道:コンポジションの中にコンポジションが入ることもある。

「コンポジション」は「レイヤー」にもなる。

素材を加工してまとめたコンポジションを「レイヤー」として、別のコンポジションに入れることもできます。

先程、「コンポジション」は「プラモデルのパーツセット」と例えましたが、「パーツセット」の中に「小さなパーツセット」が入っているイメージです。

ちょっとややこしくて「どういうこと?」となるかもしれませんが、これには色々なメリットがあります。

  1. 単純に整理整頓される
  2. エフェクトなどをまとめてかけたい時に処理が早くなる
  3. 複数のレイヤー構造をまとめて別のコンポジションで共有したい時に楽

などです。

1.単純に整理整頓される

素材が大量にあって、レイヤーが増えると「どれがどの素材?」と訳がわからなくなってしまいます。

あらかじめパーツ分けしておくと「迷子」になりにくくなるでしょう。

(プリコンポーズというあとからコンポジションに入れる方法もあります。)

プリコンポーズについてはこちらの記事を参考に

超解読AE! |プリコンポーズのやり方
【プリコンポーズ】レイヤーをまとめてコンポジションを作る方法【レイヤースッキリ】

続きを見る

2.エフェクトなどをまとめてかけたい時に処理が早くなる

たとえば、5つのレイヤーがあったとして「全部に同じ処理」を掛けたい時、どうすればいいでしょうか。

1.一つずつ全部に同じ処理をかける

 →(1×★)+(1×★)+(1×★)+(1×★)+(1×★)

2.全部ひとつにまとめてから、「まとめたもの」に処理をかける

 →(1+1+1+1+1)×★

2の方が効率が良さそうですよね。実際に2の方がAEが処理をこなすための計算が早くなり、効率的です。

3.複数のレイヤー構造をまとめて別のコンポジションで共有したい時に楽

いくつかのレイヤーをまとめて「パーツセット」にしておけば、他のコンポジションで同じ「パーツセット」を使いたいときにいちいち必要なレイヤーを全部複製しなくて済むので楽です。

コンポジションの設定ってどうしたらいいの?

先程は一旦飛ばしましたが、最初に覚えておきたい最低限のコンポジション設定について解説しておきましょう。

「基本」が設定できていれば大丈夫。

先程のシェイプと平面を作ったコンポジションの設定を変更してみましょう。

タイムラインパネルをアクティブ(フチが青くなった状態)にして

右クリック→コンポジション設定を選ぶか、ショートカットで設定画面を開きます。

Windows:Ctrl  + K

MacOs:Command + K

E太郎
この設定用のパネルは「新規作成」するときと全く同じ設定画面です。通常は新しく作るときにだいたいの設定をしてしまいますが、後から修正・調整することもよくあるので、覚えておきましょう。

【基本】のタブを好きに調整してみましょう。【高度】【3Dレンダラー】については初めのうちはそのままで大丈夫です。

  • コンポジション名→名前を変えられます。作るものに合わせてわかりやすい名前にしましょう
  • プリセットを「カスタム」にすると、コンポジションの大きさを好きに調整できます。作りたい動画サイズに合わせて設定しましょう。

  • ピクセル縦横比は「正方形ピクセル」で大丈夫です。※後述
  • フレームレートは後の記事で詳しく解説していますが、「1秒あたりに何枚の絵が表示されるか」の設定です。
  • 解像度は【フル画質】にしておきましょう。この画質を下げると、見た目が荒くなりますが処理が早くなります。
超解読AE! | 動画作りには絶対必要な知識・フレームレートをマスターしよう
【フレームレート】変換するとタイミングがズレるのはなぜ?応急処置も合わせて解説

続きを見る

※【ピクセル縦横比について】通常、PCで扱う映像は通常正方形(1×1)の小さな点がたくさん並んで構成されています。正方形なので「正方形ピクセル」です。

一部の特殊な機材では縦横比が2×1など、長方形の場合があるため、そんな時に変更する項目です。


  • 開始フレームはできるだけ変な数字にせず、0や1で始まるようにしましょう。ここで設定した数字がコンポジションの「始まりの時間」になります。
  • デュレーションはコンポジションの時間の長さです。作りたい動画の長さに合わせて設定しましょう。
E太郎
設定項目は使っていくうちに覚える感覚で大丈夫ですよ。「必要な時に、必要なこと」を覚えていきましょう。

まとめ:コンポジションは「レイヤー」で出来ている。

コンポジションはレイヤーが入っている「入れ物」みたいなものなんですね。
A子さん
E太郎
AEだけでなく、一般的な「お絵描きソフト」もこのような構造なので、是非覚えておきましょう!

次の記事では、あらかじめ用意したムービーや静止画などの「素材を読み込む方法」について具体的に解説していきます。

超解読AE! | 素材の読み込み方法
次の記事へ【素材の読み込み】静止画や動画などをコンポジションに入れる方法。

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