

この記事の内容
キーフレームの補完法の種類
以前、アニメーションの調整方法について解説した記事でキーの補間について説明しました。
リニア
ペジェ
停止
実は、このキーフレームの設定以外にAEでは「空間補間法」というものも設定できるようになっています。
空間補間法にも「リニア」と「ペジェ」があり、使い分けることで動きの感じが変わったりします。

空間補間法の違いと設定方法
空間補間法の違い
空間補間法の2種類の違いを実際にアニメーションしたもので見比べてみましょう。
ただの丸いシェイプを三角に移動させているだけの単純なアニメーションです。
点線で作った三角形の3つの「角」がキーを打った位置です。
空間補間法・リニア
空間補間法・ペジェ
位置に設定しているキーフレームはどちらも同じ「♦のリニアキー」で、タイミングなども全く同じなのですが、「空間補間法・ペジェ」の方が動きが少し膨らんでいます。
これが空間補間法の違いで「リニア」はキーからキーへまっすぐ直線的に進むのに対して、「ペジェ」は丸く滑らかな軌道になるように補間してくれます。
「直線を描きたかったのに、何だか膨らんだ動きになってしまう・・・」と感じている人はこの設定を直してあげるとうまくいくと思いますので確認してみてくださいね。

設定方法
設定をしたいキーを選択した状態で
メニューのアニメーション > キーフレーム補間法 を選ぶか
Windows : Ctrl + Alt + K
MacOS : Command + Option + K
で設定ウィンドウが開きます。
出てきたウィンドウの真ん中の項目「空間補間法」で変更が出来ます。
リニアは1つですが、ペジェは
- ペジェ
- 連続ペジェ
- 自動ペジェ
の3種類あります。
ペジェ
通常の「ペジェ」です。
ハンドルを動かすとわかりやすいのですが、片側ずつ調整ができます。
前(もしくは後ろ)のキーがリニアだったりすると片側はまっすぐなまま、片側をカーブに出来たりするので便利です。
連続ペジェ
ハンドルを動かしたときに、通常の「ペジェ」とは違い反対側も自動で調整をしてくれるペジェです。
全体的にカーブな軌道を作りたい時はこちらを使用するときれいに出来るかと思います。
自動ペジェ
基本的に自動調整してくれるペジェです。
ハンドルがついていないように見えるのですが、実は小さい〇でハンドルが表示されています。
(ハンドルを触って調整するとそのキーは「連続ペジェ」になります)

環境設定で基本がどちらか設定できる
空間補間法は「最初に動きを付けたときリニアとペジェどちらにするか」を環境設定で指定しておけます。
メニューの編集 > 環境設定 > 一般設定 で
初期設定の空間補間法にリニアを使用
にチェックを入れると動きを付けたときに、リニアになるようになります。
この設定は初期状態だとチェックがついていないはずなので、通常はペジェになるのですがビギナーのうちは意外と使いにくかったりするのでリニアにしておいた方がおすすめです。
(もちろん、使いやすい方をお好みで使ってOKです!)

まとめ:作りたい動きに合わせて使い分けてみて!


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