

この記事の内容
After Effectsを始めて1日目に覚えたい事
AEで作業をする手順
AEで作業をするときの流れはざっくりと下記のような工程をたどります。
- プロジェクトを作る
- コンポジションを作る
- レイヤーを作って、加工する(素材を読み込んだり、加工をしたりする)

1~3の工程で理解しておきたいのは
- インターフェース(作業スペースの見方)
- プロジェクト(作業の開始)
- コンポジション、レイヤー(動画を作るための仕組み)
- ツール(作業用の道具)
- トランスフォーム(素材の基本要素)
- タイムライン(時間の仕組み)
の6つです。

インターフェース(作業スペースの見方)
ワークスペース
上の画像はAfter Effectsを開いた時「標準」で表示されるレイアウトです。②~⑧のパネルは好きに移動して配置を変えられるので、使っていくうちに自分の使いやすいようにカスタマイズしてみましょう。
パネル
- ①メニュー:メインのメニューです。
- ②ツールパネル:素材を加工・編集するための道具箱です。
- ③プロジェクトパネル:読み込んだ素材や作ったものが一覧表示される素材置き場です。
- ④コンポジションパネル:今作っている動画が映し出されるモニターです。
- ⑤タイムラインパネル:素材を入れて加工・編集するための作業机です。「コンポジション」の中身がレイヤーで表示されます(※後ほど解説します)。
- ⑥オーディオパネル:音の素材があるときに音量を調整したりするパネルです。
- ⑦プレビューパネル:④で動画を再生して見るときのコントロールボタンです。
- ⑧エフェクト&プリセットパネル:エフェクト(特殊効果)の一覧が表示されたパネルです。
パネルについてはこちらの記事でより詳しく解説しています!
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【インターフェース】わざわざ聞けないパネルのアレコレ、教えます。
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プロジェクト
プロジェクトは、AEのデータそのものです。
素材やこの後作るコンポジション・レイヤー、すべてをまとめたものが「プロジェクト」です。
After Effectsを立ち上げた時点で、「空のプロジェクト」が立ち上がった状態になります。
AEの作業の工程はプラモデル作りと同じイメージで考えるとわかりやすいです。
- パッケージ全体がプロジェクト
- パーツごとにまとまったセットがコンポジション
- セットに入っている部品がレイヤー
- 最後に組み立てるのがレンダリング(ムービー出力)
です。パッケージの中身を細かく作りこんでいきましょう。
コンポジション、レイヤー(動画を作るための仕組み)
コンポジション
「コンポジション」は先ほどのプラモデルの例えで言うとパーツをまとめたセットです。
プロジェクトの中で「コンポジション」を用意して、その中に素材を入れてセットを作っていきます。
プロジェクトを作ったら(AEを立ち上げたら)
メニューの【コンポジション(C)】から【新規コンポジション(C)】を選んで作るか、ショートカットの
Windows:Ctrl + N
MacOs:Command + N
を実行しましょう。設定用ウィンドウが出てきますので、サイズなどを設定してOKを押しましょう。
これで「空のコンポジション」ができました。
コンポジションとレイヤーについてはこちらの記事でより詳しく解説しています!
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【コンポジション】レイヤー構造を覚えよう!基本の仕組みをガッチリ解説。
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レイヤー構造
コンポジションが出来たら、中身を作っていきましょう。
自分で用意した動画等の素材の読み込み方はこちらの記事でより詳しく解説しています!
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【素材の読み込み】静止画や動画などをコンポジションに入れる方法。
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レイヤーは上にあるものほど手前に見えます。
コンポジションの中で順番を変えて前後関係を作りこみましょう。
順番はタイムラインパネルでドラッグ&ドロップすることで簡単に入れ替え可能です。
図形を作ったり、文字を打ったりするやりかたはこちらの記事でより詳しく解説しています!
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【テキストレイヤー】テロップ入れの仕方。アニメーションプリセットの使い方も解説!
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描画モード
レイヤーには【描画モード】があります。
「描画モード」を変えることによって、レイヤーの重ね方の組み合わせで
- より明るく見せたり
- より暗く見せたり
- 重ねたレイヤーの色を混ぜ合わせたように見せたり
印象を変えることが出来ます。
描画モードを理解することで、自然な合成ができるようになり、動画がより印象的に・インパクトが出せるようになります。
描画モードについてはこちらの記事でより詳しく解説しています!
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【描画モード・前編】まずは基本のモードを知ってしっかりマスター!
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レイヤースタイル
レイヤーにはさらに【レイヤースタイル】というものがあります。
レイヤースタイルは、描画モードほど頻繁には使わないかもしれませんが
- (簡易的に)立体的にする
- 縁取りをする
- 影を付ける
- 光を付ける
といった見た目に変化を加えるための機能です。
レイヤースタイルを理解することで、文字やシェイプなどをリッチな印象にすることが出来ます。
レイヤースタイルについてはこちらの記事でより詳しく解説しています!
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【レイヤースタイル】全9種類を紹介!超お手軽にリッチにできる隠し味。
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3Dレイヤー
AEでは通常は2D(平面的)な表現をしますが、【3Dレイヤー】を使うと立体的な表現が出来るようになります。
3Dと聞くとなんだか難しいように聞こえますが、奥行きの方向が増えただけなので基本的な操作は通常のレイヤーとそこまで変わりません。
3Dレイヤーの作り方は簡単で、レイヤーの左側についている3Dの切り替えスイッチをONにするだけです。
3Dレイヤーの使い方はこちらの記事でより詳しく解説しています!
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ツール(作業用の道具)
【ツール】はレイヤーを加工するための道具です。
ツールパネルに並んでいるアイコンをクリックして「青くなった状態」がそのツールを使える状態です。
ツールを選んだら、コンポジションパネルやレイヤーパネルで操作をします。
ツールの使い方や種類はこちらの記事でより詳しく解説しています!
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トランスフォーム(素材の基本要素)
【トランスフォーム】は全てのレイヤーについている「基本情報」です。
- アンカーポイント(基点)
- 位置
- スケール
- 回転
- 不透明度
の5つで構成されています。
それぞれ数値を変えることによって移動させたり・拡大、縮小したり・半透明にしたりすることが出来ます。
トランスフォームはどのレイヤーにもついている基本的な要素なので、しっかり覚えておきましょう。
トランスフォームはこちらの記事でより詳しく解説しています!
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タイムライン(時間の仕組み)
【タイムライン】はどのタイミングから、どのくらい表示するかを帯で表したものです。
左側が始まりで、右が終わり で時間の流れを表しています。
途中から表示したい時はレイヤーの帯の左側を表示したいタイミングに合わせ、
途中で消したい時はレイヤーの帯の右側を消したいタイミングに合わせます。
どのアプリを使っていても動画を作る上でタイムラインは基本的な操作なので覚えておきましょう。
タイムラインについてはこちらの記事でより詳しく解説しています!
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【プレビュー】タイムラインの見方と再生方法。処理が重い時の5つの対処方法も解説。
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まとめ:7日間の【無料体験期間】用の体験メニューも用意してます!


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【これから始めるAE】 出来るかどうかは7日間の無料体験期間で見極めよう!【オリジナル体験メニュー】
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