

この記事からわかること
- 動画作りって何をすればいいの?
- 動画作りで使われる手法

この記事の内容
動画づくりに必要な要素って何なの?
「動画を作る」と一口に言っても、【素材】がないと始まりません。
- カメラやスマホで撮ったムービー素材
- イラストや写真などの静止画素材
- 効果音/BGM
などが「用意をしないといけないもの」です。
素材を用意しなくても、「AEで作れる素材」もあります。
- 文字
- 単純な図形
- パーティクル(粒子)などのエフェクト(稲妻や雨など、特殊効果は色々揃っています)
- ※頑張ればイラスト(ブラシツールを使って作れますが、【Photoshop】や【Illustrator】などの方が描きやすいでしょう)
などがAE上で作れるものです。

素材を繋げたり、合成したりして動画を作る
素材を用意したら、AEを使って「組み立て」ます。
単純に並べるだけでは「面白い動画」にはなりにくいので、様々な手法で動画を繋げたり、一部を強調させて「注目させる」ように編集していきます。

よく使われる動画の手法16点。組み合わせて魅力的な動画を作ろう!
ワイプ(トランジション)
動画と動画を繋げるときにただパカっと次のシーンに行くのではなく、(この画像のB→Aの感じ)
だんだんと切り替わる(この画像のA→Bの感じ)ような手法です。
ワイプ・もしくはトランジションと呼ばれます。
AEにはさまざまな切り替え方があらかじめ用意されています。
トランジションエフェクトはこちらを参考に
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【トランジション】17個を全種紹介!場面転換やアクセントにも。
続きを見る
フェードアウト
だんだん透明になって消えていく手法です。
フワッと次の場面に繋げる、ワイプ(トランジション)の一種でもあります。
突然非表示にするよりも優しい印象になります。「忘れる」といった演出にも使えます。
フェードイン
透明だったものがだんだんと見えてくる手法です。フェードアウトの逆です。
「思い出す」といった演出にも使えます。
オーバーラップ(O.L. と表記されます/そのままオーエルと読む人もいます。)
【前のシーン】と【後ろのシーン】の一部を重なるようにして、
【前のシーン】をフェードアウト、【後ろのシーン】をフェードインさせることです。
「一方その頃○○は・・・」といった演出や「時間経過」の表現で使われることが多いです。
PAN(パン)
サイズが横に長い絵(写真・動画などでもいいです)をスライドさせる手法です。
一気に全体像を見せないことで、「長いもの」を「こんなに長いんだよ!」というのを強調させるのに使ったりします。
PAN Up(パンアップ)
PANの縦バージョンです。上にスライドすることです。
PAN Upは「大きいもの」をより大きく見せるように強調させる効果があります。
PAN Down(パンダウン)
PANの縦バージョンです。こちらは下にスライドすることです。
PAN Downは「情景・場面」を見せた後に「そこで何が起こってるのか」を見せる、といった「説明的」な場面に使われる効果です。
Q.PAN(クイックパン)
素早くパンすることです。「えぇっ!?」と衝撃を感じたりするシーンなどで画面に動きが出るので、衝撃を強調することが出来ます。
T.B.(トラックバック、ティービー)
何かのアップから、だんだん引いていって全体像を映す手法です。
どアップで何かを映して「何だろうこれ?」と目を引き、だんだん引いていって「ああ!これか」とネタバラシするなどの効果があります。
T.U.(トラックアップ、ティーユー)
だんだんと一部に寄って行く手法です。T.B.の逆です。
「何かに注目させたい」時に効果を発揮します。
画ブレ
画面を揺らすことです。
「衝撃的なシーン」に手軽にインパクトを追加できます。

さらに素材を重ねることで「より面白い演出」に仕上げていきましょう。
テロップ
YouTubeやテレビなどでもおなじみですが、
- 人がしゃべっているときのセリフ
- 商品名など、何かの名前
などを「テロップ」と言います。テロップが付くと「聞き取れないシーン」でも文字で認識できるので「わかりやすい動画」になります。
エフェクト
特殊効果のことで、何かを強調したり、飾りとして取り入れます。
エフェクトが入ることで「情報量」が増えるので、「飽きにくい」効果があります。
モーショングラフィックス
単純な図形を動かすだけでも、「目を引くこと」が可能です。
矢印で注目させたいところに目線を移動させたり、ポンッと気持ちよくタイトルが出てきたりすると「楽しい感じ」が増します。

スローモーション
動画の一部を遅く動かすようにする方法です。
「決定的瞬間」や「リプレイ」などで場面を印象付けたいときに非常に有効です。
早送り
スローモーションとは逆に、動画の一部を早く動かすようにする方法です。
「間延びして退屈なシーン」などはカットしてしまってもいいのですが、早送りで「あえて」見せて「こんなに長い間、○○していた」という印象を押し出したいときに有効です。
まとめ:After Effectsならそれ、全部できます。


次の記事では、「動画づくり、何から始めればいいの?」というのを具体的に解説していきます。
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