基礎の基礎

【動作環境】After Effectsが動くPCとは?7つのポイントをチェックしよう。

超解読AE! | 動作する環境システム構成など
これからAfter Effectsをはじめようと思うのですが、自分のPCで動くかどうか不安です。やっぱり高性能PCじゃないとだめなんでしょうか?
A子さん
E太郎
結論を言ってしまうともちろん高性能PCの方が動かしやすいです。AEでは動かすために推奨された基準があります。難しい用語もわかりやすく解説していくので、一緒に確認していきましょう!

この記事からわかること

  • After Effectsが動く環境とはどんなPC?
  • 動作環境で書かれている用語が何を指しているか、用語解説とどんな役割をしているか
  • 【GPU】の確認方法
E太郎
早速見ていきましょう!

After Effectsを動かせる環境って?

Adobeさんが公式で出している「必要システム構成」について、初心者には「ちょっとわかりづらいこと」をアニメーションを交えて解説していきます。

PCはたくさんのパーツでできていて、それぞれ担当している「処理」が違います。具体的に何がどんな処理を担当しているのか、紐解いていきましょう。

E太郎
難しい用語はできるだけ省いていくので、安心してくださいね。

プロセッサー

64ビットをサポートするマルチコアIntel プロセッサー

プロセッサーはPCの頭脳ともいえる、「司令塔」の部分です。

64ビットとは?

PCには【32ビット】と【64ビット】という種類があって、この数字が大きい方が単純に処理能力が高いです。ざっくりと扱える情報量の違いなので、普通は深く覚えなくても大丈夫ですよ。

「スペックが高い」と「頭がいい」=計算(処理)が早い くらいに覚えておきましょう。

マルチコアとは?

【マルチコア】とはざっくりと表現すると「処理する人の数」で、

  • シングルコア→1人
  • マルチコア→2人以上(デュアルコア=2人、クアッドコア=4人・・・)で計算している

頭のいい人が1人よりも、2人、4人...複数いたほうがより多くの仕事をこなしてくれそうですよね。

オペレーティングシステム

Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1803 以降。注意:Windows 10 バージョン 1607 はサポートされていません。

macOS バージョン 10.13 以降。注意:macOS バージョン 10.12 はサポートされていません。

macOS Big Sur は After Effects バージョン 17.5.1 でサポートされています。

「OS(オーエス)」と略されることも多いですよね。OSは「何かのソフトを動かしたり」、「操作の指示を出したり」するためのPCの「意思そのもの」です。

E太郎
OSにはいろいろな種類がありますが、AEではWindows(窓のマークのPC)、MacOS(リンゴのマークのPC)の2つの種類をサポートしています。

OSの種類はお好みで。

OSは先述した通り、「意思」のようなものでPCにいろんな指示を出すためのものです。

正直、個人でやる分には何を選ぶかは好みでOKです。

  • 「他にやりたいソフト」があったりする場合はそれに対応しているOS
  • 会社で使ったりする場合はそれに合わせて
  • おしゃれな感じを出したいときはMacOS

自由に選んでみましょう。

 

E太郎
「バージョン」には注意しましょう。WindowsもMacOSもそれぞれ「バージョン」の後ろに書いてある数字よりも高い数字なら問題ありません。

RAM

16 GB 以上(32 GB を推奨)

RAMとは「メモリ」・「作業領域」とも呼ばれます。数字が高い方が「こなせる処理の量」が多くなり、動作が早くなります。

16GB以下でも大丈夫?

たくさんのメモリを入れている方が処理が早くなり快適に作業ができます。

16GB以下でも動かないことは無いと思いますが、処理が遅いと作業効率も悪くなってしまうので、推奨の32GBを選ぶといいでしょう。

GPU

GPU VRAM 2 GB.  After Effects を使用している場合は、NVIDIA ドライバー 451.77 以降にアップデートすることを強くお勧めします。

GPUとは「描画能力」のことです。「グラフィックボード(グラボ)」という名称の方が馴染みがあるでしょうか。

「モニターに表示するための処理」専門家

数字が高い方がたくさんの色を表現でき、スムーズにモニターに表示してくれます。

これからPCを購入する場合、「2GB」などの数字よりも、そのPCに搭載されている「グラフィックボードの名前」で表記されていることの方が多いので、対応できそうかどうかわからない時は名前で検索をして確認してみましょう。

すでに所有しているPCのグラフィックボードを確認する方法は

Windows
  1. Windowsメニューから【設定】を押します
  2. 【システム】を選んで【ディスプレイ】を選びます
  3. 【ディスプレイの詳細設定】→【ディスプレイ1のアダプターのプロパティを表示します】
  4. プロパティが開くはずなので、その中の【専用ビデオメモリ】の数値です。(1GB=1,024MBです)
MacOS
  1. Macメニューから【このMacについて】を選びます
  2. 【グラフィックス】の項目の所に表示されている数値です。(1GB=1,024MBです)

ハードディスクの空き容量

5 GB の空き容量のあるハードディスク。ただし、インストール時には追加の空き容量が必要(外付けフラッシュストレージデバイス上にはインストール不可)

ディスクキャッシュ用の追加のディスク容量(10 GB を推奨)

ハードディスクはデータを保存しておくための「倉庫」です。数字が大きい方が「倉庫が広い」のでよりたくさんのデータを保存しておけます。

基本的に後から増設も可能です。

最近はハードディスクの容量も大きくなってきていて、普通はノートPCでも「256GB」や「512GB」くらいは搭載されています。

  • よほど整理整頓できてなくて既にパンパン
  • 安いPC(※ほかに求められているスペック的にも厳しいかと思います)

であれば注意しましょう。

ハードディスクをはめ込むための「スロット」に空きがあるPCなら後からハードディスクを増設することができるので、容量不足を解消することが可能です。

E太郎
ちなみに、この「空き容量」はあくまで「AEを動かすため」だけのものなので、「素材」「作ったデータ」などは含まれません。処理も遅くなるので、空きには余裕を持たせましょう。

モニターの解像度

Windows →1280 x 1080 以上の表示解像度

MacOS →1440 x 900 以上の表示解像度

モニターは拡大してみると「細かいドット(点)」で表示されています。解像度の数字は縦と横に何個のドットが並んでいるかの数値です。

高解像度→より綺麗に見える

最近のデスクトップPCならだいたいは【フルHD(1,920×1,080)】に対応しているので問題ないかとは思います。

ノートPCの場合は【HD(1,280×720)】の場合もあるので注意が必要です。ケーブルを使って高解像度のモニターを外付けする、というやり方もアリだと思います。

インターネット

必要なソフトウェアのライセンス認証、サブスクリプションの検証およびオンラインサービスの利用には、インターネット接続および登録が必要です。

Adobe製品は全てサブスクリプション制(月額、年額など一定期間契約する方式)のため、ライセンス(使用許可)が必要です。

E太郎
許可をもらうためにはインターネット接続が必要です

まとめ:快適に作業したいなら、高性能なものを選ぼう。

やりたいことがたくさんあるほど、処理も重くなるからそれに合わせて高性能PCを選べばいいんですね!
A子さん
E太郎
たくさんの機能を効率よく処理させるには、推奨されたスペック以上のPCがいいですね。そうすれば、快適に動画づくりができるでしょう!

次の記事では、このサイトがおすすめしている「After Effects(アフターエフェクト)」を入れるための【Adobe Creative Cloud(アドビクリエイティブクラウド)】を具体的に解説していきます。

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