

この記事からわかること
- レイヤーの切り取り方
- 狙った位置にピタっと時間を合わせる方法
- 切り取り時に便利なショートカット
- レイヤーを他の素材に差し替える方法

この記事の内容
レイヤーは部分的に使うこともできる
レイヤーは途中の一定時間だけ表示するなど、時間を部分的に切り取って使うことができます。

時間スケールに表示されているレイヤーの帯はどういう意味?
レイヤーがどこからどこまで表示されるのか、表示時間を表している
タイムラインパネルで「時間スケール」が表示されています。
各レイヤーの帯は「ここからここまでの間表示します」というのを表しています。
ドラッグ&ドロップで表示時間を調整できる
レイヤーの帯の最初か最後の位置をドラッグ&ドロップで引っ張ると、「切り取り」をすることができます。
タイムリマップをかけている場合は「延長」できる
「タイムリマップをかけていない状態」では単純にレイヤーを切り取るだけですが
「タイムリマップをかけている状態」だと、レイヤーを延長することができます。
レイヤーをピタッと動かす小技
Shiftを押しながらドラッグ&ドロップをすると
他のレイヤーの「終わりの地点」や「キーが打たれている時間」などの位置に合わせるように「スナップ」をしてくれます。
時間の位置をきっちり合わせにくい時などに使うと便利です。

ショートカットを覚えて爆速作業しよう。
先述したドラッグ&ドロップの方法でももちろん間違いではないのですが、作りたい動画の長さが長かったりすると少しだけずれてしまったり、非常に使いづらいです。
ショートカットを覚えておけば狙った位置できっちり切り取ったり表示することができるので是非覚えておきましょう!
レイヤーを二つに分割する方法
レイヤーをある地点で分割して、違う処理を掛けたいときなどに便利です。
分けたい時間の位置にインジケーターを置き、
Windows : Ctrl + Shift + D
MacOS : Command + Shift +D
を押すだけです。
レイヤーの「開始時間の位置」をインジケーターの位置に持ってくる
レイヤーの開始時間の位置を瞬時にインジケーターがある位置に合わせます。
任意の時間の位置にインジケーターを置き、【 [ 】を押すだけです。
レイヤーの「終了時間の位置」をインジケーターの位置に持ってくる
先程とは逆で、レイヤーの終了時間の位置を瞬時にインジケーターがある位置に合わせます。
任意の時間の位置にインジケーターを置き、【 ] 】を押すだけです。
レイヤーの開始時間を任意の位置まで伸ばす・縮める
インジケーターの位置までレイヤーの開始時間の位置を伸ばしたり、縮めたりできます。
※ただし【伸ばす場合】、ムービーやシーケンス(連番)素材などはタイムリマップをかけていないとこのショートカットは効きません
Windows : Alt + [
MacOS : Option +[
レイヤーの終了時間を任意の位置まで伸ばす・縮める
インジケーターの位置までレイヤーの終了時間の位置を伸ばしたり、縮めたりできます。
※ただし【伸ばす場合】、ムービーやシーケンス(連番)素材などはタイムリマップをかけていないとこのショートカットは効きません
Windows : Alt + ]
MacOS : Option +]
ちょっと寄り道:レイヤーを別の素材に差し替える方法。
「後から素材を差し替える前提で、仮の素材」を組み込んでいたり、
「やっぱりこっちの素材にしたいな・・・」というときはレイヤー構造はそのままで素材を簡単に差し替えることが出来ます。

「差し替えたい素材」をプロジェクトパネルで選択した状態で、
タイムラインパネル内の「差し替え元のレイヤー」をクリックします。
その状態でショートカット
Windows : Ctrl + Alt + /
MacOS : Command + Option +/
を押すと差し替えができます。
ショートカットではなく、ドラッグ&ドロップでも可能です。
Windows : Alt
MacOS : Option
を押した状態でプロジェクトパネルの「差し替えたい素材」を
タイムラインパネル内の「差し替え元のレイヤー」に重なるようにドラッグ&ドロップしても同じように差し替えが出来ます。

まとめ:タイムリマップと合わせて覚えれば、もう「時間」マスターです!


次の記事では、After Effectsで操作を補助してくれる、便利な「各種スイッチ」について具体的に解説していきます。