

この記事の内容
バラバラの場所にある素材を一発で集めて整理したい
素材の読み込み場所がバラバラ・・・
AEで作業をしていると、一か所ではなくバラバラの場所に保存された素材を使うことが多くあるかと思います。
ファイルの場所=住所
素材などのファイルの場所は、
デスクトップにあるフォルダの中の、○○というフォルダの中にある、■■というフォルダに入っている
というように、ひとつひとつに住所のような情報(=ファイルパス)として記録されていて
一度AEを閉じてまた起動した場合、ファイルパスから素材を読み込むようになっているので、違うフォルダに移動してしまうと素材が行方不明になってしまいます。

-
-
素材の読み込みエラーについてはこちらを参考に【エラーの原因】突然出てしまう「見つからないファイル」を復旧させる2つの方法。
続きを見る
誰かにAEデータを渡したい時、どうしたらいい?
AEデータを誰かとやり取りする場合、単純にAEデータだけを渡してもそのままでは動画や画像・音声などの素材情報は含まれていません。
この場合、そのデータ内で使っている素材も集めて渡さないといけないのですが、一つずつ集めていてはとても大変で非効率ですよね。
ファイルを収集
AEの「ファイルを収集」を使用すると、あちこちにある素材データを集めて一つのフォルダに収集してくれます。
この時、素材データはコピーされますので元の場所にあるものが消えるわけではありません。
使い方
まずは準備をしましょう。
- ファイルを収集するときは、AE内を整理してから行いましょう。
- 使っていない不要なデータはAE内から削除しておいて出来るだけデータを軽くします。
- データ名は半角英数にするのがいいでしょう。全角(日本語名)にしたままだと、時折エラーが起こり正常に収集できないことが有ります。
準備が出来たら保存をして
メニューのファイル(F) → 依存関係 → ファイルを収集...
を選びます。
「ファイルを収集」というウィンドウが出てきますので、
ソースファイルを収集 → すべて
になっているのを確認して、「収集」ボタンを押します。

保存場所
最後に、どこにデータを収集するか場所指定のウィンドウが開きますので、ご自分でわかりやすい場所にしておきましょう。
また、収集データの名前の後ろに「フォルダー」と勝手についてしまうので、これは消しておきましょう。
「フォルダー」が全角文字なので、これを消しておかないと収集に失敗してしまうことが時折あります。

保存場所と名前を指定して、「保存」を押すと、指定した場所に、指定した名前で収集ファイルが作成されます。
誰かにデータを渡す際はこのフォルダを圧縮したりして受け渡しをしてあげるといいでしょう。
まとめ:終わったプロジェクトの整理にも。

