

エフェクトのかけ方はこちらの記事を参考に!
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この記事の内容
「ゆがみ」エフェクトとは?
「ゆがみ」はディストーションエフェクトのひとつで、
- とけるような表現
- ねじれた表現
- 膨張・収縮したような表現
などがブラシで描くように簡単にできるエフェクトです。

「ゆがみ」エフェクトの使い方
基本的な使い方
変形を掛けたいレイヤーにゆがみエフェクトを適用しましょう。
エフェクトコントロールパネルで見ると画像のような設定がついています。
「どんな変形をかけるか」ツールを選び、コンポジションパネルで直接ブラシで描くように変形をかけます。

各ツールごとの役割
ワープ
ワープツールはブラシでなぞった方向に引っ張られるような変形がかかります。
下方向にひっぱることで溶けて滴るような表現や、四方八方に引っ張ってはじけるような表現などもできそうです。
乱流
乱流ツールはブラシでなぞった部分がぐにゃぐにゃと歪むような変形がかかります。
同じ場所でクリックを押し続けたままでいるとより強く歪みがかかります。
熱でゆがむような表現や筆のにじみっぽい表現に向いているかもしれません。
乱流ツールを選んだあとは「乱流の変異」が調整できるようになります。数値を調整することで乱れの細かさを調整できます。
渦
渦ツールは右巻き・左巻きの2つがあります。
ブラシでなぞった部分が渦を巻くように変形します。
同じ場所でクリックを押し続けたままでいるとより強く歪みがかかります。
収縮
収縮ツールはブラシでなぞった部分が縮むように変形します。
同じ場所でクリックを押し続けたままでいるとより強く歪みがかかります。
膨張
膨張ツールはブラシでなぞった部分が膨らむように変形します。
同じ場所でクリックを押し続けたままでいるとより強く歪みがかかります。
ピクセル移動
ピクセル移動ツールはブラシでなぞった部分が移動するように変形します。
- 左から右へなぞった時は上へ移動するように
- 右から左へなぞった時は下へ移動するように
- 上から下へなぞった時は右へ移動するように
- 下から上へなぞった時は左へ移動するように
変形します。
反射
反射ツールはブラシでなぞった部分を中心に「ブラシの太さの範囲」で反転したような変形をします。
文字などアルファ(透明部分)があるものに使うと虫食いのような表現ができたりして面白いです。
狙った形を作るのは難しいと思いますが、奇想天外な形を作りたい時は良いかもしれません。
スタンプ
スタンプツールは単体では動作しません。
他のツールで歪みを作った後に、別の場所に「同じ変形」を作るためのツールです。
コピーしたい変形のある個所で
Windows : Alt
MacOS : Option
を押しながらクリックして、あとはペーストしたい位置でクリックを押し続けたままでいると同じ歪みがかかります。
コピーのオフセット
スタンプツールを選択すると「コピーのオフセット」の「整列」にチェックを入れることが出来ます。
ここにチェックを入れると歪みが整列したように並んで変形するようになります。
お好みでチェックを入れましょう。
再構築
再構築ツールは単体では動作しません。
変形した後にこのツールでなぞってあげると、元のきれいな形に修復されます。
あらかじめレイヤーをグチャグチャに変形して何がなんだかわからないものにしておいて形がだんだん作られていく、という逆再生的な表現にすると面白いかもしれません。
再構築モード
再構築ツールを選ぶと「再構築モード」を選べるようになります。お好みで選びましょう。
復帰
一番ノーマルな復帰です。
歪みが綺麗に元通りになっていきます。
移動して復帰
修復後の位置が元の位置とはズレた状態で修復されます。
変形して復帰(弱)
修復後の位置が元の位置とはズレた状態で修復されます。こちらは位置のズレにプラスして「回転」も加わります。
色々な位置でブラシを使うと画像のように分裂した感じにもできます。
変形して復帰(強)
修復後の位置が元の位置とはズレた状態で修復されます。こちらは位置のズレにプラスして「Z軸の回転」も加わります。
色々な位置でブラシを使うと画像のように分裂した感じにもできます。
全ツール共通設定
ブラシサイズと筆圧で数値を調整すると太さと強さが調整できます。
筆圧を強くすると歪みが強くかかるようになります。
繊細な変形は弱めに、強くゆがませたい時は強めに設定しましょう。
フリーズエリアマスクでレイヤーについているマスクを選択すると、そのマスクの位置で変形が止まるようになります。
ブツッと切ったような印象になるので個人的には微妙な感じがしますがどうしてもはみ出したくない位置などがあるときは指定してあげると良いでしょう。

表示オプション
表示オプションの「メッシュを表示」はチェックを入れると「変形の基になっているメッシュ」が表示されます。
お好みで表示すると良いと思いますが、個人的にはやりずらいので非表示のままの方がおすすめです。サイズやカラーなどもお好みで設定しましょう。
このメッシュはレンダリングに表示されることはありません。
アニメーションさせるための設定
ディストーションメッシュ
こちらの項目のストップウォッチマークをオンにすると、変形のアニメーションを作ることが出来ます。
フレームごとに形を作って変形したい時はこちらにキーを入れてアニメーションさせましょう。
メッシュのオフセット
「変形」の移動ができます。このオフセットの位置をアニメーションさせることでも面白い効果が出たりします。
ディストーション率
変形の度合いを調整できます。0%にすると変形がなくなります。
「ディストーションメッシュ」で変形のアニメーションを作るよりも「最終的な変形の形」を作りこんでからこちらのディストーション率をアニメーションする方が綺麗で失敗が少ない気がします。
ゆがみエフェクトに限らず、ディストーションの変形する系エフェクトは多用しすぎるとかなり処理が重くなりますので注意しましょう。
まとめ:いろんなものを変形させてみよう!


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