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エフェクトのかけ方はこちらを参考にしてみてくださいね!【エフェクト】13種類のカテゴリ紹介と使い方をバッチリ解説。
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この記事の内容
ブラー&シャープ全種
CC Cross Blur
X軸(横方向)、Y軸(縦方向)にそれぞれ伸ばすようにぼかしを掛けられます。
両方向にかけると、十字(クロス)の光のようになります。
キラキラした表現などしたい時にいいかもしれないですね。
CC Radial Blur
回転しているような感じか、ズームしたように手前に伸びてくるようなぼかしを掛けられます。
Typeのところで回転かズームのモードを切り替えて、Amountでぼかしの強さを変えられます。
Centerでぼかしの中心を調整できます。
回っているものをより強調したり、ズームは衝撃的なシーンなどで隠し味的に入れて上げると印象的になりそうですね。
CC Radial Fast Blur
一つ前の「CC Radial Blur」のズームバージョンに似ている効果ですが、Zoomの項目でモードを変えてあげると光のような雰囲気になります。
※こちらのエフェクトは色深度が8bpc,16bpcの時に正常に使用できます。
テキスト等にかけてあげるとリッチな印象になるかもしれないですね。
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色深度についてはこちらの記事を参考にしてみてください【色の基礎】基礎から学べばカラー補正も怖くない!色の原理を易しく解説
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CC Vector Blur
ぐにゃっとつまんだような、とけたような、何とも言えない面白いぼかしを加えてくれます。
そのままでも使えますが、Vector Map という項目で「動きの基になるレイヤー」を選択してあげるとそのレイヤーの動きに合わせてグネグネと歪みをかけてくれます。
※こちらのエフェクトは色深度が8bpc,16bpcの時に正常に使用できます。
フラクタルノイズなどエフェクトをかけたレイヤーを基にしたいときはVector Mapの右側のプルダウンメニューを「ソース」から「エフェクトとマスク」にしてあげるとうまくいきます。 熱でゆがんだような表現をするときに使ったりします。
アンシャープマスク
色と色の境界線のコントラストを強くして、映像をシャープに見えるように調整できます。
画質の悪いものを多少きれいにはっきりと見せることが出来ます。ただ、かけすぎると不自然な色味になることがあるので、注意が必要です。
カメラぶれ除去
カメラの揺れによってぼやけてしまったフレームを修正するのに役立つエフェクトです。
実際にはこの画像のようにさほど変化は感じなさそうですが、あまりにぼけてしまった場合にかけてあげると映像がきれいになる場合があります。
前後のフレームの絵をブレンドしてぼかしを解消するエフェクトなので、少し動作が重たいです。あまり乱用するとレンダリングに時間がかかるためここぞというときに使うといいでしょう。
シャープ
先程の「アンシャープマスク」に似たエフェクトで、画像をシャープに見せてくれます。
こちらは「色が変化する部分」のコントラストを調整してくれます。
アンシャープマスクと比べて見て、より綺麗に見える方を使うといいでしょう。
ブラー(ガウス)
一番スタンダードなブラーです。強さに応じて全体的に画像がボケます。
調整レイヤーにかけてマスクで切ったりすると部分的にぼかすことが出来ます。
ブラーを掛けた素材を「加算」や「スクリーン」で重ねたりすると光っているような表現にも使えます。テレビアニメなどでよく使われる表現ですね。
ブラー(合成)
別のレイヤーの「輝度(白黒にしたとき白→明るい、黒→暗い)」に応じてぼかしを掛けます。
画像では動きのあるフラクタルノイズを基にブラーをかけています。ブラーレイヤーで他のレイヤーを選択してあげましょう。
個人的にはにじんだような表現をさせたい時に便利かなと思っています。
ブラー(放射線)
先に登場した「CC Radial Blur」とほぼ同機能です。なんとなくこっちの方がざらっとした見た目に感じますが、お好みでどちらかを使うといいでしょう。
こちらも種類のプルダウンで「回転」と「ズーム」を切り替えできます。
回るもの、勢いを出したいシーンなどにかけて見ると場面を強調できます。
ブラー(詳細)
画像の印象はそのままにぼかしてくれます。近い色同士を滑らかにしてくれる印象です。
色と色の境界線はぼけません。モードを切り替えると縁取りしたような表現にできたりもします。
※こちらのエフェクトは色深度が8bpc,16bpcの時に正常に使用できます。
柔らかい印象の映像に出来るので、映像のタイトルの背景などに置くとおしゃれ感のある映像になるかもしれないですね。
ブラー(カメラレンズ)
カメラで撮った時の被写界深度(カメラに対して被写体が近い、遠い)の印象に近いぼけを付けることが出来ます。
ブラーマップでより詳細に被写界深度の表現を設定することが出来ます。
グラデーションをかけた平面などで調整してみるといい感じになります。
遠近感が出るので、映像をリッチに見せることが出来ます。
ブラー(方向)
先に登場した「CC Cross Blur」は縦横方向のみでしたが、こちらは360度好きな方向に伸ばすことが出来ます。
ただし、「CC Cross Blur」と違い、一方向のみしか適用できませんので2方向かけたいときは同エフェクトを重ねがけして使用しましょう。
何かが動く方向にかけてあげると、モーションブラーのような「ものが早く動いている表現」を強調できます。
ブラー(チャンネル)
赤・青・緑のRGBチャンネルや、透明な部分のアルファチャンネルなどを基にブラーを掛けます。
特定の色味を発光しているように見せたいときや、ノイズ処理と合わせて壊れたテレビっぽい処理に使うと効果的です。
意識が朦朧としているような演出にも使えそうですね。
ブラー(バイラテラル)
「ブラー(詳細)」と似た処理で、エッジはそのままでブラーをかけるので柔らかい印象になります。
「ブラー(詳細)」とは違って色のコントラストによってブラーのかかり具合が違い、おぼろげな印象になります。
怪しげな魔術とかが使えそうな印象になりますね
高速ボックスブラー
ブラー(ガウス)に似た処理で、全体的にぼかされます。
繰り返しの数値を低くするとぼかしが荒くなります。数値を高めると処理が重くなるので、ほどほどにしておきましょう。
個人的にはガウスの方が軽い気がするので好きですが、お好みでこちらを使うのもアリでしょう

まとめ:ぼかしを使って場面を強調したり、印象を変えたりしてみよう!


