

この記事の内容
標準搭載のエフェクトでも必要十分。
エフェクトはレイヤーに適用して効果を発揮します。効果は様々ですが「基本的な使い方」は全て同じです。
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1レイヤーを選択
エフェクトを適用したいレイヤーをクリックして選択しましょう。
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2エフェクトを選ぶ
エフェクト&プリセットパネルから「使いたいエフェクト」をダブルクリックすると選択していたレイヤーに適用されます。

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3エフェクトを調整
適用後はエフェクトコントロールパネルでエフェクトの具合を調整します。

エフェクト&プリセットパネル、エフェクトコントロールパネルが表示されていない場合はメニューのウィンドウ(W)から選ぶと表示することができます。
適用したエフェクトを消したい時はエフェクトコントロールパネルで「消したいエフェクト」をクリックして選択した状態で【Delete】を押せば削除できます。
もしくはエフェクト名の横にある【fx】ボタンをクリックしてoffにするとエフェクト効果を消しておくことが出来ます。
エフェクトを使って出来る事
今回はざっくりとカテゴリで紹介していきます。(より詳しいエフェクト解説は別記事で紹介します!)
「こんなことをしたい」というプランを立てて用途に近いカテゴリのエフェクトを選んであげるとお好みの効果を見つけやすいです。
カテゴリ別の特徴
カラー補正
主に色の見た目を調整することが出来ます。
色味はもちろん、コントラストや明るさなどを調整したいときにこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
カラー補正系のエフェクトはこちらで詳しく解説しています!
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【カラー補正】35個を全種紹介!イメージ通りの見た目を作ってみよう。
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キーイング
特定の色を抜く(透明にする)ことができます。
グリーンバックの素材の緑の部分を抜きたい場合などにこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
キーイング系のエフェクトはこちらで詳しく解説しています!
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【キーイング】10個を全種紹介!グリーンスクリーンなどを抜きたい時に使ってみよう。
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オーディオ
音に関する調整をすることが出来ます。
音声のトーンの調整をしたい時や音量についての調整をしたい場合はこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
オーディオ系のエフェクトはこちらで詳しく解説しています!
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【オーディオエフェクト】音声を変化させる10種の効果。
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シミュレーション
様々なパーティクル(粒子)を出したりすることができます。
「何かを発生させたい」時にこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
シミュレーション系のエフェクトはこちらで詳しく解説しています!
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【シミュレーション】18個を全種紹介!標準搭載エフェクトでも十分楽しい!
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スタイライズ
適用したレイヤーの見た目に様々な効果を出すことが出来ます。
ぐにゃっとさせたり、ブラシで描いたような印象にしたり、特殊な効果を与えます。
「見た目の印象を変えたい」時にこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
スタイライズ系のエフェクトはこちらで詳しく解説しています!
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【スタイライズ】25個を全種紹介!動画や画像などの見た目に変化を加える隠し味!
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チャンネル
「チャンネル」を使って様々な効果を出すことが出来ます。
赤・緑・青などのチャンネルやアルファ(透明)のチャンネルを使用して何かしたい時にこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
ディストーション
主にレイヤーを「変形」させて様々な効果を出すことが出来ます。
「スタイライズ」カテゴリは見た目・印象そのものを変えるものがほとんどですが、こちらの「ディストーション」カテゴリは印象はそのままに、変形を加えるものが多いです。
ゆがませたり、何かに画像をはめ込みたい時などにこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
ディストーション系のエフェクトはこちらで詳しく解説しています!
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【ディストーション】37個を全種紹介!変形もイメージ通りに自由自在。
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トランジション
主に場面転換向けの「画像と画像を切り替えるとき」の効果がまとまっています。
カードがめくれるように画像が消えたり、ブラインドが閉まるように画像が消えたり、といった様々な効果があります。
単純な画像切り替えではすませたくない時にこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
トランジション系のエフェクトはこちらで詳しく解説しています!
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【トランジション】17個を全種紹介!場面転換やアクセントにも。
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ノイズ&グレイン
ノイズを入れたり、除去したりする効果をだすことが出来ます。
いわゆるテレビノイズのようながさつきを加えたり、逆にノイズを抑え気味にしたりする効果があります。
ノイズにまつわる何かを加えたい時はこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
ノイズ&グレイン系のエフェクトはこちらで詳しく解説しています!
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【ノイズ&グレイン】11種を全部紹介。色々なノイズで動画に味付け!
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ブラー&シャープ
ブラー(ぼかし)を入れたり、画像をくっきりさせたりする効果を出すことが出来ます。
画像をぼかしたい時や、もっとくっきりさせたいときにこのカテゴリのエフェクトを使うと効果が発揮されます。
モザイクなどを入れたいときやスピード感を出したいときなどにもこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
ブラー&シャープ系のエフェクトはこちらで詳しく解説しています!
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【ブラー&シャープ】16個を全種紹介!ボカシは使い分けすると楽しくなる
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マット
画像のアルファ部分(透明な部分)を元に縁取りをしたり、ぼかしたり色々な効果を出すことが出来ます。
キーイングで特定の色を抜いた時に意図せず穴が開いた部分を埋めてくれたり、文字などを少し細くしたい時やにじんだ感じにしたい時などに便利なエフェクトです。
透明部分の調整をしたい時にこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
マット系のエフェクトはこちらで詳しく解説しています!
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【マットエフェクト】4種を全部紹介。エッジ調整したいときに便利!
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描画
電流や電波、レンズフレアetc... 「そこにもともとない物」を描画する効果があります。
用意した画像や動画に何かエフェクトなどを足したい時に効果が発揮されます。ただ、そのままだと少し安っぽくなりがちなので、何がしかの加工は必要かもしれません。
AE上で何かを描画したいときにこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
描画系のエフェクトはこちらで詳しく解説しています!
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【描画エフェクト】26個を全種紹介!特殊効果でインパクトを出そう
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時間
エフェクトを用いて時間に加工を加える効果があります。
エコー(残像っぽい効果)が良く使われる効果ですがコマ撮りのようなコマ落ちをさせるエフェクトなどもあります。
タイムリマップよりもサクッとお手軽に時間に加工をしたい時にこのカテゴリのエフェクトを選んでみましょう。
時間系のエフェクトはこちらで詳しく解説しています!
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【時間エフェクト】8種を全部紹介。残像もコマ落ちもサクッと出来ます!
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基本の調整の仕方
前項でご紹介した通りエフェクトにはさまざまな効果があるのですが、調整方法はだいたい同じ操作方法です。
エフェクトコントロールの項目でそれぞれ下記のように操作して調整してみましょう。
エフェクトコントロールパネルで調整してみよう
数値で直接入力
数値を直接入力してコントロールします。
元々入力されている数値をクリックして、キーボードで任意の数値を入れましょう。
プルダウンから「種類」を選択
エフェクトによっては「モード」などが細かく選択できるものがあります。
プルダウンをクリックしてお好みの種類を選びましょう。
回転のツマミを回して調整
「色調補正」系のエフェクトなどは回転させるツマミで調整することがあります。
数値入力と併設されていることが多いかもしれません。
基本は後述の「スライダー」の形状が違うだけです。マウスでドラッグしながらぐるぐる回すと調整ができます。
スライダーのツマミを移動させて調整
スライダーのツマミの位置を移動させて調整します。
数値入力と併設されていることが多いかもしれません。数値入力のようにきっちりではなく、実際の画像の変化を確認しながら直観的に調整したい時に便利です。
色を選択して調整
任意の色を使って調整します。
・カラーパレットの横にあるスポイトボタンを押して、「調整に使いたい色」の部分をクリックする
・カラーパレットをクリックして直接色を指定する
2つの方法があります。特定の色だけ調整したい時や抜きたい時などに使います。
「ソースレイヤー」を選択して調整
別のレイヤーを参考にして調整します。
別のレイヤーの動きに合わせてノイズを入れたい、といったちょっと高度な加工を施したいときに効果を発揮します。
プルダウンから「参照したいレイヤー」を選択しましょう。
カーブをいじって調整
「トーンカーブ」などで用いられる調整方法です。
グラフのカーブをいじって直観的に調整します。カーブの任意の位置でドラッグをしてつまみ上げたり下げたりして調整しましょう。慣れないうちは少し難しいかもしれません。
「ポイント」を移動させて調整
描画系など、エフェクトによっては「中心」や「始点・終点」を指定しないといけないものがあります。
ポイントのボタンを押したあと、任意の位置でクリックして指定してあげましょう。

エフェクトはアニメーションさせることも可能です
「ストップウォッチのマークがついた項目」は全てアニメーションさせることが可能です。
アニメーションの方法についてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね!
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参考【アニメーション】キーの打ち方と種類を解説。基本からしっかりマスター!
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まとめ:いろいろ試して遊んでみよう!


