After Effectsで動画や静止画素材を読み込んだときに、もう少し画像の印象をハッキリさせて見せたいんですがどうやって調整すればいいのでしょうか?

A子さん

E太郎
AEには色々と補正用のエフェクトが用意されていますが、まずは「輝度とコントラスト」を調整するといい感じに見えるかもしれませんよ!
色の基礎
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【色の基礎】基礎から学べばカラー補正も怖くない!色の原理を易しく解説
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この記事の内容
絵作りは色味も大事だけど、輝度とコントラストを意識するともっと良くなるかも。
「輝度」と「コントラスト」は動画だけでなく、イラストを描いたり写真を撮ったりするときにもとても意識されるもののひとつです。
輝度って何?
輝度は人が目で感じる明るさのことを指します。
- 輝度が高い → 明るい
- 輝度が低い → 暗い

E太郎
例えば、何かの物体を明るい部屋で見たときと、暗い部屋で見たとき、物体自体は同じ色なのに当然ながら色の明るさは違って見えますよね。物体に当たる照明の明るさと覚えておくとわかりやすいかもしれません。
明度とは違うの?
明度も輝度と同じように明るさを表しますが、計算方法などが異なり
- 明度が高い → 白に近い
- 明度が低い → 黒に近い
と、少し意味合いが違います。

E太郎
輝度は照明の明るさ、というのに対して明度は物体そのものの色の明るさだと覚えておくとわかりやすいかもしれません。
コントラストって何?
輝度もしくは明度の「明暗差」のことをコントラストと言います。
- コントラストが高い → よりはっきり見える
- コントラストが低い → よりなじんで見える
アニメーションは、動きにメリハリをつけると魅力的に見えますが、「絵」としてコントラスト(明暗のメリハリ)を付けて上げることで、より分かりやすく・明確な・面白い物になる場合があります。

E太郎
淡い印象の作風なら、逆にコントラストは抑えめの方が良さそうですね!
コントラストの差で印象は変えられる
コントラスト高め
コントラスト低め

E太郎
同じ動きでも、コントラストが高い方がよりはっきりとした印象になりますね
AEはコントラスト調整を簡単にできる
コントラスト調整したいレイヤーを選択して、エフェクトの「輝度&コントラスト」を適用しましょう。
数値を調整して、輝度とコントラストを簡単に調整できます。
エフェクトのかけ方はこの記事を参考に!
使い方
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【エフェクト】13種類のカテゴリ紹介と使い方をバッチリ解説。
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他のエフェクトを用いてより高度な調整も可能ですが、初めはこのエフェクトで調整するので十分だと思います。2つの項目をいじるだけなので、とても簡単に・手軽に調整できます。

E太郎
複数レイヤーにいっぺんに適用して全体的に調整したい時は「調整レイヤー」を使用すると便利ですよ。
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【調整レイヤー】エフェクトを「複数のレイヤー」に一気にかける方法。
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まとめ:見た目にもメリハリをつけて動画に差をつけよう
カラーを補正するエフェクトはたくさんあって難しそうですが、まずはコントラストを意識して調整してみます!

A子さん

E太郎
難しい調整もひとつずつしっかり覚えていけば応用するだけなので基本から覚えていきましょう!今回は簡単なやり方なので、是非マスターしてください。
