

この記事の内容
パスを「動きの軌道」にする
はじめに:パスに沿って何かを動かす手順
ペンツールなどで曲線を描いて、それに沿って何かを動かしたい時の手順は4つ(+調整1つ)です。
- ペンツールで線を描く
- 線に沿わせたいものをコンポジションに入れる
- 線の「パス」をコピーして「沿わせる素材」の「位置」にペーストする
- 「位置」のキーを調整する
- (お好みでこの工程も)動きに合わせて素材の向きを自動で修正させる

手順1:ペンツールで線を描く
ペンツールを使って、「動きの軌道」になる線を描きます。
微調整もして、形をしっかり整えましょう。
線が綺麗であるほど、動きもきれいになります。
ペンツールの使い方はこちらを参考に
-
-
【シェイプ・ペンツール】直線・曲線の描き方。パスの調整方法もこれを読めば完ぺき!
続きを見る
手順2:線に沿わせたいものをコンポジションに入れる
コンポジションに「線に沿わせたいもの」を入れます。
画像・シェイプなど、だいたい何でも大丈夫です。
「線に沿わせたいもの」のアンカーポイントが線に沿いますので、あらかじめ調整しておきましょう。
-
-
【アンカーポイント】「基点」を理解したら、アニメーションに強くなれる!
続きを見る
手順3:線の「パス」をコピーして「沿わせる素材」の「位置」にペーストする
線の「パス」をコピーします。
「線に沿わせたいもの」の「位置」にペーストします。
「位置」にパスの形に動くようなキーがつきます。

-
-
【プレビュー】タイムラインの見方と再生方法。処理が重い時の5つの対処方法も解説。
続きを見る
手順4:「位置」のキーを調整する
キーのタイミングは自動でつくため、意図していたスピードではない場合があります。
キーの間隔を詰めたり、広げたりして動きを調整しましょう。
-
-
【アニメーション】キーの打ち方と種類を解説。基本からしっかりマスター!
続きを見る
-
-
【グラフエディター】グラフの見方がわかればアニメーションは簡単になる!
続きを見る
手順5(お好みで):動きに合わせて素材の向きを自動で修正させる
このままでは素材の向きが一定で少しぎこちない感じがします。
動きに合わせて向きを調整させましょう。
手付けのアニメーションで回転にキーを入れても良いですが、AEなら勝手に向きを調整してくれる便利な機能があります。
素材を選択した状態で
メニューの レイヤー > トランスフォーム > 自動方向 とたどるか、ショートカットの
Windows : Ctrl + Alt + O
MacOS : Command + Option + O
を実行します。自動方向設定のウィンドウが出てくるので、
「パスに沿って方向を設定」を選択してOKを押します。
すると、パスに沿って自動で向きを調整してくれるようになります!
軌道として作った線は非表示にしたり、消しても大丈夫です。
テキストレイヤーの文字をパスに通すやり方はこちらの記事を参考に!
-
-
【テキスト・アニメーター】文字を簡単・自由自在に動かそう!
続きを見る
まとめ:軌道がきれいならアニメーションもきれいに見える!


描いた線の通りに動かす方法もチェック!
-
-
【モーションスケッチ】動きを描くだけ!一瞬でキーを付けちゃう便利ツール
続きを見る