

この記事の内容
まずは「動き」について理解しておこう。
リニア(一定速度)
ダイヤ型のキーで、通常最初にキーを打つとこの「リニアキー」になります。次のキーまで一定速度で動きます。
イージーイーズイン(減速)
真ん中がくびれたような形、もしくは右側が三角形になっているキーで、だんだん減速しながら動きます。
イージーイーズアウト(加速)
真ん中がくびれたような形、もしくは左側が三角形になっているキーで、だんだん加速しながら動きます。
停止
四角いキー、もしくは左側が三角になっているキーで、次のキーまで停止します。
「タメツメ」を意識してみよう!
アニメーション業界ではよく「タメツメ」という言葉が用いられるのですが、これは動きの「メリハリ」のようなものです。
タメツメ無し、一定速度で動く
一定速度の場合、下の図のように等間隔で移動しています。
タメツメあり、加速減速を付ける
タメツメを付けると、下の図のように加速時にだんだん間隔が広くなって、減速時にだんだん間隔が狭くなります。
このように動き出しの「だんだん加速する部分」をしっかり「ためて」、一気に加速する、というように「タメツメ」を強調するとよりアニメっぽい動きの印象になります。

リニアで動きをつけた場合

加速・減速をつけた場合

ボールのバウンドの動きで言うと、宙に飛ぶ時はだんだん減速→地面に落ちる時はだんだん加速しています。
加速・減速を強めに付けたり、時にはピタッと止めることによって動きにメリハリがついてより魅力的なアニメーションを作ることができます。
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グラフは一見難しく思えるけど、ただの「加速」と「減速」の設定。
キーを打った項目を選択して、グラフエディターのボタンを押すとタイムラインの表示がグラフに切り替わります。
はじめて見ると難しそうに見えますが、これは動きの「加速・減速」を視覚的に調整できるグラフです。
グラフの下の方にある「イージーイーズ」のボタンを押すと加速・減速が付くので、あとは図のようにハンドルをドラッグして好みの動きになるようにスピードを調整してみましょう。
位置のグラフが調整しにくい時
グラフ下のイージーイーズボタンの左横に「次元に分割」というボタンがあります。
これを押すと、位置の数値がXとYに分割されます。縦と横に分けて数値をいじれるので、調整しやすくなる場合があります。
グラフがいじりにくいと感じたら、お好みで使い分けてみましょう。
グラフの見方:ヒント
直線はリニア(一定速度)になります
下にたわんだカーブは加速していきます
上に膨らんだカーブは減速していきます
横に一直線の場合は停止しています
ダメな例:きれいな動きにしたい時は、カーブもきれいにしましょう
グラフのカーブはきれいであるほど、動きもきれいに見えます。ぐちゃぐちゃとしていると動きもまとまらず不自然になるので、できるだけキーは少な目にするのがおすすめです。
まとめ:「メリハリ」をつけて動きを変化させてみよう!


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